かつてピートタウンゼントは「日本なんかに本物のロックはない」と言った。vol.1

日本は演歌と歌謡曲の国である

 

こんにちは、Sugipeです。久々にブログを書こうと思います。これから書こうと思っている話は、極めて個人的な見解です。人によっては気分を害される内容かもしれませんが、まあこの人はこう思っているんだなぁ、くらいに軽く受け止めていただけたら幸いです。

 

まず、私の持論を述べますと、それは「日本は演歌と歌謡曲の国であり、日本にロックが文化として根付く事は、ないだろう」というものです。少し詳しく述べますと、日本の音楽業界というのは、市場やリスナーの趣向等、そのほとんどが演歌と歌謡曲に占められています。故にこれは単純な市場スペースの問題で、そこに「ロック」が入る余地がないということなのです。これは、良い悪いというのとは別の次元の話で、事実としてそうなっているという事です。

 

ではなぜ演歌と歌謡曲に市場が独占されるのか?というと、これはもう「国民性」としか考えられません。要は、日本人は演歌と歌謡曲が好きなのです。そして、ロックのことはたいして好きでなないのです。ロックのことはあまり必要としていないという言い方もできると思います。「ちょっと待ってくれ、私はロックが好きだぞ」と仰る方もいると思いますが、個人個人の中での趣向は当然あると思うのですが、もっとマクロで、日本人全体としての趣向として考えた場合、やはり日本人は「演歌と歌謡曲が好き、ロックは好きではない。」ということになると思います。

 

そのため、今までも本当の意味で日本に「ロックが文化として根付いた」事は一度もなかったし、恐らく、悲しいことですが、今後も日本にロックが根付く事は永遠にないでしょう。

 

 

日本にロックが根付いていない証拠

 

さて、ここに日本にロックという文化が無いことを証明する証拠をご紹介します。まず一つには、日本のミュージシャンの中に昔ロックをやっていたけど、その後別の方向に進んだという人がいかに多いかということです。有名なところですと、陣内 孝則氏や石橋凌氏など、またあまり知られていないところだと、白竜氏などもそうです(彼は元々は青春ロッカーでした)。元々ロックンローラーだった人がその後俳優等に転じたというケースがとても多い。これは何故かというと、前述の通り日本にはロックという市場がないため、要は「ロックでは食べていけない」のです。ロックをやってるだけではお金が稼げない、その為彼らは別の道を進んだのです。一方、昔演歌歌手だったけど、そこから俳優になったという人は、殆どいないのです。これは日本には演歌が文化としてきちんと根付いているので、演歌歌手は演歌だけで生活ができる為です。

 

さて続きですが、これはまた別の機会にvol.で2書こうと思います。ここまでお読みいただきありがとうございました。